タロットカードと私

タロットカードが好きな人は多いだろう。


カードの種類もたくさんあって、ずいぶん昔に行った恵比寿の本屋さんの入り口に


ズラリと並んだタロットカードを見た時、それはそれは驚いたものだ。



私が一番最初に手にしたタロットカードは、自宅近所のゴミ置き場に


本屋雑誌と一緒に重ねて捨てられていた物だった。


子供の頃、「タロットカードは捨てちゃいけないんだよ!」


そんなタロットにまつわる噂話を誰かから聞かされた記憶があり、


理由も分からないのに、何故か祟りがあるような気がして


その捨てられていたタロットカードを拾わずにはいられなかったのだ。



しばらくの間、私はそのカードを使って自分自身について


時折占っていたのだったが、しばらくして占いやパワーストーンなどという、


神秘的な世界に自然と足を踏み入れるようになり、


初めてウェイト版のタロットカードを購入した。



それから、たくさんあるタロットカードを買い集めてコレクションしたいなぁ。。。


と、思わないこともなかったが


「まずは、ウェイト版を使いこなせるようになってから・・・。」


そう自分に言い聞かせ、彼これ何年過ぎたのやら。



広島県のある街にカウンターでお客さんをタロットで占うイケメンマスターがいる


バーがあり、友人の紹介で一度占ってもらったことがある。


その時みたカードに驚いた。


使いすぎて、絵柄が見えないのだ!


カウンターなので、特にクロスを敷くわけでもないので絵柄が剥がれていったのだろう。


でも、あれを見た時


「あのくらい、使い込んだら次のデッキを買おう!」そう思ったのだった。



話は戻って、私の初めてのタロットカードは


神秘のタロット占い という 沖門土氏と海界めい氏によるカード付きの本だった。


今、アマゾンで売っている黒い装丁ではなく、恐らく さらに古い、全体的に黄色い装丁の本だ。


中身のカードは同じようだが、説明は新しい方がより詳しくなっている。



よく、「タロットカード占いは近未来しか占えない」と言う話を聞く。


だから、ある意味 占い結果がネガティブに出たとしても未来は無限の可能性があると


気を持ち直すことが出来たりもする。


しかし、この神秘のタロット占いのカードは7~10年位先の未来を当ててしまったのだ。


その内容については詳しく書かないが、それは私にとってとても重要な問題だった。


その問題を解決したく長き間奔走したのだったが、カード占いの答えの「未来」は


いつ占っても逆位置だった。


そんな経験から、「タロットカード占いは近未来しか占えない」


という、通説はどうも違うのではないか?と 私は考えている。


もしかすると、デッキによって得意分野があって


近未来を当てるのが得意なデッキ とか


恋愛が得意なデッキ とか


たまに、タロット占いを専門にしている占い師さんが


いくつもデッキを並べて「この子は毒舌な答えを出す子で~・・・。」なんて話しているのを


見かけることもあるが、そういうことなのか?


真相は明らかではないが、タロットカードは実に奥が深く


きっと、研究し始めたら切がないくらいなんだろうな。。。



私は未だに、その神秘のタロットは仕事でもプライベートでも


大切に使わせてもらっている。